バーコードの種類と用途

バーコードの種類と用途についてご説明します。

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バーコードについて

スーパーマーケットやコンビニエンスストアで買い物をする時ほとんどの商品に印刷されているバーコードですが、 実は、バーコードには多くの種類が存在し、用途に応じて使い分けられていることをご存知でしょうか? 商品についているものは、JAN (Japanese Article Number) と呼ばれる種類のバーコードで、主に商品を識別する為に使用されています。 また最近では、携帯電話などで Webの URL や メールアドレスに正方形の QRコードが使用されるようになりました。
これらは、日常生活でよく見かけるバーコードの例ですが、ここでは簡単にバーコードの種類と特徴を説明します。

1 次元コード

バーコードは、いくつもの長方形のバー(棒)と長方形のスペース(空白)が集まってできています。 幅の異なったバーとスペースを組み合わせて文字を表しています。 1文字を何本のバーとスペースで表すのか、どのような幅のバーとスペースで表すのかによってバーコードの種類が分かれます。
バーコードをよく見ると、いくつかの構成要素から成り立っています。

  1. バーコードの左右にはクワイエットゾーンと呼ばれる、バーの無い白い範囲が必要です。
  2. バーコードの最初と終わりにスタートキャラクタとストップキャラクタがあります。
  3. バーコードのデータ部分をデータキャラクタと呼びます。
  4. バーコードの下に書かれている文字はヒューマンリーダブルキャラクタと呼ばれています。

2 次元コード

1次元コードの欠点は、大きなデータをバーコードにした時にとても長いものになってしまうことです。 そこで、より多くのデータをコンパクトに表現できる 2次元コードが開発されました。
より多くの情報を表現する為に、横方向と縦方向に情報を持たせたものを 2次元コードと呼んでいます。 2次元コードにはバーコードを積み重ねたようなスタック型と碁盤に黒と白の石を並べたようなマトリックス型に分かれます。 先に説明した QR コードはマトリックス型の 1つです。
2次元コードは、1次元コードに比べ、面積あたりのデータ密度を高くできるため、より多くのデータの表現に向いていること、 表示面積に余裕の無いところで使用できることが特徴です。

バーコードの種類

1次元コードの実際


コード名 イメージ 主用途 特徴
Codabar Codabarの画像 図書館・
血液銀行・
航空便輸送
比較的単純な構成と高い印刷制度を要求しないバーコードです。
1キャラクタのバーコードは狭い(Narrow)バーと広い(Wide)バーの2種4本のバーと3本のスペースの合計7本で構成されます。この為NW-7とも呼ばれています。
Codabarはシンボルの長さ:可変長、コードタイプ:分離型のバーコードです。
数字0~9と記号6種類のキャラクタが表現できます。
JIS-X-0506として規格化されています。
Code11 Code11の画像 電子部品 高密度の要求で作られたバーコードです。
1キャラクタのバーコードは3つのバーと2つのスペースによって表わされ、バー及びスペースの幅は3種類あります。
Code11はシンボルの長さ:可変長、コードタイプ:分離型のバーコードです。
数字0~9と-記号の11種類のキャラクタが表現できます。
チェックデジットは任意で使用可能で、 Modulo 11アルゴリズムが使用されます。
Code39 Code39の画像 FA全般 Code39は最初の英数字シンボルとして開発された為、産業分野で最も使用されているバーコードです。
1キャラクタのバーコードは、5つのバーと4つのスペースによって表わされます。 この9つのバーとスペースは3つが広く、6つが狭い幅となっています。
Code39はシンボルの長さ:可変長、コードタイプ:分離型のバーコードです。
数字0~9、英字A~Zと記号7種類のキャラクタが表現できます。
チェックデジットは、Modulo 43アルゴリズムが使用されます。
JIS-X-0503として規格化されています。
Code128 Code128の画像
Code128は3本のバーと3本のスペースから構成され、それぞれ1~4の幅を取ります。幅の単位をモジュールと呼び、 1キャラクタは11モジュールで構成されています(1モジュールがバースペースの最小幅です)。 Code128は11モジュールの配列で103種類のデータを表しますが、更に3つのスタートコードにて309通りの組合せが出来ます。 この3つをコードサブセットと呼び、コードサブセットA、コートサブセットB、コードサブセットCと表されます。
1キャラクタでASCII128文字とコードサブセットCを使用し数字2桁を表現できます。 コードサブセットCでは数値を高密度で表現できます。
Code128はシンボル長さ:可変長、コードタイプ:連続型のバーコードです。
チェックデジットはModulo 103ウェイト1が使用されます。
JIS-X-0504として規格化されています。
Code93 Code93の画像
Code93は3本のバーと3本のスペースから構成され、それぞれ1~3の幅を取ります (スタートストップキャラクタとスペースは1~4です)。 幅の単位をモジュールと呼び、1キャラクタは9モジュールで構成されています (1モジュールがバースペースの最小幅です)。
数字0~9、英字A~Zと記号6種類、制御コード4種類のキャラクタが表現できます。
Code93はシンボル長さ:可変長、コードタイプ:連続型のバーコードです。
チェックデジットは、Modulo 47アルゴリズムによって計算される2つのチェックデジットが使用されます。
JAN13 JAN13の画像 流通 店頭の多くの商品についているので最もなじみのあるバーコードではないでしょうか。 1978年にJISにより規格化され、JANは「Japanese Article Number」の略です。JAN13は13桁の文字で構成される標準バージョンです。
JAN13は113モジュールで表され、1モジュール0.33mm幅を0.8~2倍に可変出来ます。
JAN13はシンボルの長さ:13桁固定、コードタイプ:連続型のバーコードです。
数字0~9が表現できます。
チェックデジットは、Modulo 10ウェイト3が使用されます。
JIS-X-0501として規格化されています。
JAN8 JAN8の画像 流通 JAN8は、8桁の文字で構成される、JAN13の短縮バージョンです。
JAN8は81モジュールで表され、1モジュール0.33mm幅を0.8~2倍に可変出来ます。
JAN8はシンボルの長さ:8桁固定、コードタイプ:連続型のバーコードです。
数字0~9が表現できます。
チェックデジットは、Modulo 10ウェイト3が使用されます。
EAN13 EAN13の画像 流通 EANは「European Article Number」の略で、EAN13 は、JAN13と同コード体系を持つ13桁のバーコードです。
EAN8 EAN8の画像 流通 EAN8 は、JAN8と同コード体系を持つ8桁のバーコードです。
UPC UPCAの画像 流通 UPCは「Universal Product Code」の略です。
UPC-AバージョンはJAN(EAN)の標準バージョンと同コード体系を持つ12桁のバーコードです。
UPC-Eバージョンは、JAN(EAN)の短縮バージョン同コード体系を持つ6桁のバーコードです。
Industrial 2 of 5 2/5INDUSTRIALの画像
バーコードでは最古のシンボルです。
Industrial2of5は2値のシンボルで、2本のワイドバーと3本のナローバーの5本のバーで1キャラクタを表します。 スペースはセパレータです。 スタートコードはワイド・ワイド・ナローバー、ストップコードはワイド・ナロー・ワイドバーです。
Industrial2of5はシンボルの長さ:可変長、コードタイプ:分離型のバーコードです。
数字0~9が表現できます。
チェックデジットの規定はありません。
Interleaved 2 of 5 2/5INTERLEAVEDの画像 流通 流通業界で主に使用されるバーコードです。
Interleaved2of5は5本のバーと5本のスペースでそれぞれ数字を表します。 1キャラクタの5本のバー又はスペースの内2本がワイドバー又はスペースになる、2値のバーコードです。
Interleaved2of5はシンボルの長さ:可変長偶数桁、コードタイプ:連続型のバーコードです。
数字0~9が表現できます。
チェックデジットを使用する場合は、Modulo 10ウェイト3が使用されます。
ITF-14 ITF14の画像 流通 ITF-14にて使用するバーコードはInterleaved2of5です。
ITF-14はJANのコード番号の前に物流識別コードを1桁加え、全体を14桁にした物です。
JIS-X-0502として規格化されています。
物流識別コードを2桁+0を付けた拡張バージョンITF-16、アドオンバージョンとしてITF-6などがあります。
Matrix 2 of 5 2/5MATRIXの画像
Matrix2of5は2値のシンボルで、2本のワイドエレメントと3本のナローエレメントで1キャラクタを表します。
Matrix2of5はシンボルの長さ:可変長、コードタイプ:分離型のバーコードです。
数字0~9が表現できます。
チェックデジットはModulo 10ウェイト3が使用されます。
Standard 2 of 5 2/5STANDADの画像 物流 Standard2of5は、 Industrial 2 of 5 と同じです。違いはスタートコードがナローバー・ナローバー、 ストップコードがワイドバー・ナローバーです。
Plessey Plesseyの画像 図書管理 Plesseyコードは、Plessey Companyによって、英国で1970年代に開発された16進コードです。
数字0~9まで、文字ABCDEFを表現できます。
サイクリックチェック方式に基づいた2つのチェックデジットが使用されます。
UCC/EAN- 128 UCC/JAN128の画像
UCC/EAN128はCode128がベースとなった、アプリケーション規格です。
UCC/EAN128は、標準カートンID、製造日や有効期限等のアプリケーション識別子とそれに続くデータをいくつか繋げた形を取ります。
コードの一般的な構造は次のとおりです。
ST | F1 | AI | DATA | CK | SP
ST = スタートコード
F1 = FNC1
AI = アプリケーション識別子
DATA = データ
CK = チェックデジット
SP = ストップキャラクタ
データが可変長の場合はFNC1がデータの後に必要です。
RSS RSSの画像
1998年にIS0委員会に申請されたRSS (Reduced Space Symbology) コードは、EAN UCC シンボルの派生バージョンで、 14桁のグローバル・トレード・アイテム・ナンバー(GTIN)の値で構成されています。
種類は、RSS-14、RSS-14 Stacked、RSS-14 Limited、RSS Expanded の 4つあります。 RSS-14 と RSS Limited は、14桁のGTINの値をコード化できます。
RSS-14 Stacked は、RSS-14 を積み重ねたバージョンです。
RSS Expandedは、14桁のGTINの値と英数字の値をコード化できます。

2次元コードの実際


コード名 イメージ 主用途 特徴
PDF 417 PDF417の画像 OA PDF417 は、一次元コードを積層したような外見(スタック式)で、 最大情報量は英数字で1850文字、数字で2710桁、漢字で554文字まで表現できます。
標準, 切り捨て, Micro PDF という3つの派生オプションがあり、その違いは、シンボル両脇のガードバーがあるかどうかです。 切り捨てモードでは、片側(シンボルのスタート側)だけのバーがあり、Micro PDF では両方のバーがありません。
QR Code QR CODEの画像 全般
名刺
URL(インターネットのアドレス)
多くの携帯電話で読み取りが可能になったため、すっかり有名になったのが、 デンソーウェーブ様によって開発されたバーコード界の日本のホープ QR Code です。 QR Codeは、読み取りスピードが早く、3個の切り出しシンボルが配置されています。 最大で、英数字で 4464文字、漢字(Shift-JIS)では 1888文字まで表現できます。
種類はModel 1(最初に開発されたQR Code)と Model 2(曲面貼り付け時の読み取り能力改善しました、多くの携帯電話が対応しているのはこのモードです)と Micro QR(記録密度を上げたQR Code、ライセンスドテクノロジーが適用される非公開コード)の 3つがあります。
JIS-X-0510として規格化されています。
Codablock A Codablock Aの画像
Heinrich Oehlmann によって発明された積層型の ICS (IdentCode-System) コードです。 見た目からも判るように、元々 Code 39 シンボルを積み重ねたものでした。
Codablock F Codablock Fの画像 血液銀行での身元識別 Codablock F は、Code 128 シンボルを積層した、Codablock の派生シンボルです。
Composite Compositeの画像
1次元バーコードと2次元バーコードを積層したシンボルで、 2次元バーコードを持たないユーザーでもある程度の情報を読み出せるように設計されています。
殆どの場合、2次元バーコード部分には Micro PDF417 もしくは PDF417 が使われ、 1次元バーコード部分はRSS、EAN/UPC、EAN/UCC128が使われます。

バーコードで改善できること

バーコードは、人間と機械がコミュニケーションを行う為の「マン・マシン・インターフェイス」であるだけでなく、 生産物や流通物と機械がコミュニケーションする為の「オブジェクト・マシン・インターフェイス」でもあります。 しかも、媒体は「紙」なのでとても安価です。
これらの特長を活かし、

  • 人間が引き起こしやすいヒューマンエラーを未然に防ぐ効果
  • 製品や生産物の源流をさかのぼるトレーサビリティの効果
  • 入力や参照に掛かる無駄な時間の削減

などの効果で、きっとお客様のビジネスにお役立ちできるはずです。 私たちAIソリューションズ は、バーコードをはじめとする自動認識技術で お客様のお手伝いをさせていただくお役立ち集団です。

バーコードを印刷するには

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バーコードラベル印刷のための専用ソフトウェアとラベルプリンタを使用するのが簡単で便利です。 製品の一覧はこちらです。

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